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Sabishii-Room.

ここに答えはありません。

隣の中学校から体育祭の入場行進曲が流れてくる話。

僕の住むマンションの隣は中学校だ。

部屋のベランダからは中学校のグラウンドが一望できるので、土日は野球部の練習試合をボーッと見て過ごす日もある。

野球のルールはイマイチわかっていないけど。

 

今朝は体育祭の入場行進曲で目を覚ました。

昨晩開けっ放しにした窓からは、夏の朝特有の優しい香りと、体育祭の練習をする中学生たちの大きな声が流れてくる。

もうそんな時期かと思いながらベランダへ出て、体育祭の練習風景を眺めた 。

足の上げ方、手の振りが足りない、などと先生たちからダメ出しをされ、何度も行進をさせられる中学生たち。

 ははは、何回やらせるんだよとツッコミを入れながら、少しだけ自分の中学生時代を思い出したりした。

 

中学生の頃、自分の席からほとんど動かずに黙々と、誰に読まれるわけでもない漫画を描いていた。

それまで、「上手いね」「面白いね」と言ってくれる人が集まることが嬉しくて描いていた漫画は、ただの自己満足の暇つぶしになっていた。

スクールカースト上位の会話を盗み聞きしては「全然面白くねぇな」などと小さな声でつぶやく、どうしようもない毎日。

全然面白くねぇのは僕の毎日なのに。

体育祭や部活に、必死で取り組むみんなと同じ温度でついていけなくて、寂しかった。

 

僕と同じような毎日を送っている中学生がこの中にもいるのかな、なんてことを考えたりして、少しだけ胸が苦しくなった。

あの頃に戻りたいとは思わないけど、戻りたいと思っても戻れないのが現状だ。

 

今年は、ベランダから体育祭を見ようと思う。

「君の名は。」Blu-ray&DVDのCMで胸が痛くなる話。

君の名は。」は観ていない。

当時、好きだった女の子が「彼氏と観に行って泣いちゃった」と話していたからだ。

僕がひとりで観るとなれば、そこで流れる涙はおそらく作品によるものではないだろう。

そんなわけで、観ていない。

今後も観ることはないかもしれない。

いててて、胸が…。

ブログには些細な話を書きたいという話。

1日のおわりに、些細な出来事を報告し合えるような彼女なり友達がいたら、僕はブログをやっていないと思う。

寂しさが原動力なんて笑われちゃうね、なのだけど。

 

先日、いつものようにこのブログのリンクを自分の「tumblr」でシェアしたところ、初めてコメントを頂いた。

とても嬉しかった僕は、コメントを読み返しては何度もキーボードのFとJに人差し指を置いて返事を考えたのだが、途中でやめた。

素敵なコメントだったので、そのままが一番いいなと思ったからです。

ありがとうございました。

 

 

美容室へ電話で予約する時に、初めて美容師を指名した話。

転職活動を始めるにあたって髪を切ろうと思い、美容室に電話した。

毎回必ず「ご指名はありますか?」と聞かれては「特には…」と返す僕なのだが、なんとなく前回担当してくれた美容師さんを指名した。

前回と言っても2ヶ月くらい前なのだけど。

 

予約時間の5分前、受付へ向かうとオシャレな美容師さんが二人。

どちらを向いて受付をすればよいのか迷い、交互に見ながら受付をした。

何回も通っているのだけど、オシャレな雰囲気に慣れない。

 

席に座り、興味のないグルメ本をめくりながら待っていると、指名した美容師さんがやってきた。

「今日はお仕事お休みですか?」と聞かれたので「実は4月後半に会社を辞めましてね」と答えたところ、「実は私も5月で辞めるんです」と返事が返ってきたので驚いた。

普段まったく美容師さんと喋らない僕なのだが、初めて指名した美容師さんがもうすぐ辞めるということに不思議な縁を感じ、辞める理由を聞いたりした。

 

5000円というカット代は、今後もう払えない。

ここに来るのは今日が最後かなと思いながら会計を終えると、LINEのIDが書かれたメモを渡された。

指名してみるものだな~と思ったのだけど、LINEやってないことを思い出した。

2012年夏、友人と河川敷で花火をした時の動画を観た話。

「河川敷で花火」というタイトルの付けられた動画を、PCのフォルダから見つけた。

2012年の夏、当時大学1年生だった僕がiPhone4で撮影した動画だった。

 

何も編集されていない縦長の動画には、河川敷で花火を楽しむ僕と、高校の時に仲の良かった友人2人が写っていた。

友人の一人は髪の毛を茶色に染め、もう一人は髪を伸ばしている。

時折写る大学1年の僕は、相変わらずイケてないファッションに、イケてないヘアスタイルだったが、浮かれていた。

深夜に友人と、河川敷で花火をしているその状況が楽しくて仕方がないといった具合に、すごく笑っているのだ。

手持ち花火を「千歳飴くらいの太さがある」と言って、友人の笑いを誘ったりしている。

 

この頃は社会人なんて先の話だと思っていたのに、気付いたら社会人の僕が動画を観返している。

まあ、今日の午前中には退職願が受理されて、無職になるのだけど。

花火を楽しむ僕らと、河川敷の虫の声。

ずっと続いて欲しいな、なんて思ったけど13分20秒の動画はあっという間に終わった。

2017年の夏、僕はどこでどうしているのかな。

フェアリーシュリンプが生まれない話。

久しぶりにガチャガチャをした。

フェアリーシュリンプというエビの育成キットのガチャガチャを。

小さい頃から、この手の育成キットが大好きだった。

シーモンキーカブトエビ、トリオプスなど。

恐竜図鑑を眺めるのが大好きだった僕は、育成キットに書かれている「生きた化石」の文言に弱いのだ。

 

説明書に書いてある通り、2日汲み置きした水道水に卵を入れ、2日待ったのだが、全く生まれる気配がない。

残念…とは思いつつも、良かったとも思ってしまっている。

というのもエビのビジュアル、そんなに好きではない。

小さい頃はエビだと知らず、恐竜だと思っていたのでなんとも思わなかったのかもしれないが、24歳の今、フェアリーシュリンプのビジュアルがちょっと怖い。

 

とはいえ、卵から育てたら愛着みたいなものは出てくると思うのだけど。

もうちょっと様子を見てみることにする。

お世話になった人への手紙についての話。

時間を持て余している。

転職サイトを覗いてみては、不安になって、薬の副作用で眠くなる。

やらないといけないことはあるのに、だ。

 

前の職場…といっても今は有給消化中という扱いなので、まだ退職したわけではないのだけど。

お世話になった人への手紙は、ぜひ書きたいと思っている。

辞めるからこそ、書けること。

もう会うことがないから言えること。

そんな時でしか伝えられないなんて悲しいなぁとも思うけど。

 

だけど、いざ書こうと思って机に向かってみても、筆が進まない。

便箋も封筒も、悩みに悩んで選んで買ったのに。

ついでに言うならば、文字を書くためのペンだって。

書きたいけど、書けない。

書きたくない。